みつもと玲子様の紅型・型染め展示会
2014.11.10
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トピックス
先日浦和店のお客様みつもと玲子様の、紅型(びんがた)型染展に伺いました。 みつもと様には今回の額装品は当店でお手伝いをさせて頂きました。
モノトーンの作品は重厚で存在感のある額縁(この額はスポット品なのでもう入手できません)と落ち着いたスエード調のマットで仕上げました。 この額は深みも多少あるので、実際は写真より奥行き感が感じられます。
こちらの作品は艶やかな色を際立たせるためにダーク系の細身の額を使いました。 また八角形のユニークな形をより生かすように、マットもその形に抜き、さらにダブルマット仕立てにしました。
こちらのヴァイオリンの作品は周りのきれいなピンク色を見せ、それをグレー色のスエードマットでかこムことで、作品により存在感を醸し出しております。
一方こちらの青いヴァイオリン作品には、木目調の額に、色に合わせたマット色でダブルに仕立てました。
こちらの作品もダブルマットなのですが、下のマットの色を鮮やかな青色にすることで、作品の青系部分に自然に目が行くようになります。
会場(LAPIN et HALOT:渋谷区神宮前5-44-2 TEL:03-5469-2570)には日曜日に伺ったのですが、多くの人で賑わっておりました。 この会場は青山通りを少し入った裏手にある、閑静でゆったりとした、落ち着いて鑑賞出来る、いいギャラリーです。
この展示会は『第三回 響き合う二人展~語る器と光る布』として、型染めのみつもと玲子さまと陶芸家の保科悦子さまのコラボレーションです。 会期は11/6(水)から11/12(水)です。 12:00-19:00が開催時間です。
みつもと様の作品は大きなものだけでなく、このような商品もかわいく展示されたいました。
型染めというのは(私のうら覚えの聞き覚えなので正確ではないと思いますが)、 まず、デザインを構想します。その際にすべての形が線で繋がっていなければなりません。 そしてデザインを型抜きしてゆきます。 これは非常に根気がいる作業でしょう。
次に型を作ったものに、糊を塗り色を載せてゆく下地つくりをします。
そのあとに色(顔料)を塗ってゆきます。 これは後で不要部分はそぎ落とすしますので、粗い塗りでよいそうです。
その不要な部分をそぎ落として、完成です。
会場には額装や小物以外の、型染めもありました。 たとえばこの掛け軸仕立てなどは木地に「詫び」感があり、作品と非常にあっておりました。
こちらの軸は布に光沢のある木地を使い、作品に鮮やかさを添えています。
そして会場にはなんと型染めを施した、御着物までが展示されていました。 じつはみつもと様がこの琉球伝統の型染めを習い、最初に作ったのが娘様の成人式用のお着物の型染めを、いきなり制作したそうです。 それも年子の娘さん二人なので2枚!
会場には他にもパネルに貼った作品や、バックの柄としての作品も展示されております。
この作品は、陶芸家の保科さまのものです。 みつもと様の艶やかで多彩な作品群と、保科さまの味わい深い作品のコンビネーションが実に豊かで深く、愉しい空間になっておりました。
みつもと様は型染め教室をされております。 ご興味のある方は下記までご連絡してみてください。 e-mail:
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HP http://bingata-hikarununo.jimdo.com みつもと様、誠にありがとうございました。
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