以前に油絵の古い額縁が壊れてしまい、その新調をご相談されたK様より、
ある日、版画の写真が送られてまいりました。
この版画に合う額装を提案してほしいとのご用命でした。
そしてその後何度かやり取りをさせて頂き、最終的に額装をしてのですが、
その間のやり取りは、すべてLINE(最初のご連絡だけはEメール)で行われました。
私はLINEで最初はどこまで、イメージが伝えられ、
お互いのコミュニケーションがとれるか、と不安がありました。
が、結果的には杞憂でした。
K様の素早く、的確なご対応により、驚くほどスムーズに仕上がりました。
そのやり取りを順にご説明いたします。
先ずは、K様の感覚に合う額縁選びからスタートです。
いくつかのコーナーサンプルを頂いた画像(コピー印刷)に合せて、
この画像をLINEでK様へお送りを致しました。
そうすると早々に、K様が気になった額縁を数点あげて頂きました。
次はマットの選択に移りました。
が、当然ながら先の額をもう一度見たい、とか
以前のあの額をこのマットに合わせるとどうなるの?
などの、やり取りもありました。
これは、リアルの接客でも大変よくある事です。
この「戻り・確認」を繰り返しながら、
お客様の感覚にピッタリとしてものを探してゆきました。
そうして額とマットが決まりますと、
最終的にマットの見え幅を確認致しました。
そして最終的に決まったのがこの組合せでした。
この写真をLINEでK様へ送りしたところ、下記のお言葉を頂きました。
『とても素敵な仕上がりで、大変嬉しく存じます。
母の大切な友人、ブラジル人の女性研究者が書いてくれた絵です。
彼女がハワイの植物園で植物やうちの子供達が遊ぶ絵を描いてくれたことを思い出します。
サプライズで母の新居に飾ります。』
そして、額装品をK様にお送りした後には、以下の有難いお言葉を頂きました。
『昨日、額装いただいた版画が届きました。
とても素敵で嬉しく思っております。
額縁がなんとなく豆科植物を思い起こさせるデザインで、
版画によく合っているのではないかと思います。
大切にします。』
冒頭に書きましたが、以上のK様とのやり取りはLINE上で行いました。
私自身もLINEでのやり取りは意外に楽でした。
これはK様が素早いレスポンスの良さや、的確な判断によるものが大きいのですが、
LINEのツールとしての便利さもあったと思います。
それは、少々堅苦しいメールとは違い、実際「会話」感覚で
コミュニケーションと取れました。
そして結果的によりフランクな「会話」で打ち合わせが出来ました。
また、K様からも以下のご感想を頂きました。
『店頭にお伺いすれば、数ある中から額縁を選べるかもしれません。
しかし、素人の私が無数のサンプルからセンスの光る一点を選べるとはとても思えません。
LINEですと雪山堂様が選んでくださった数点から額縁を選ぶことになります。
だからこそ、歴史と経験のある雪山堂様の腕の見せ所で、選んだ数点にセンスが光ります。
プロの存在意義は、「目利き」にあると思います。
額装の技術ももちろん大事ですが、これは素人にはちょっと判断つかないので、そこは信頼だと思います。
素人にとって大事なのは、素敵な作品になったかどうか。
私にとっては大満足の仕上がりでしたので、大変感謝しております。
LINEでのやり取りはとても簡単で、時間の節約にもなりました。
軽井沢という遠方に居ても、素敵な作品に仕上げていただけて、こんなツールがあることを嬉しく思っております。』
本当に嬉しいお言葉です。
と同時に、LINEの便利さ(メールにはない即効性と画像データーを手軽に送れる利便性)を実感致しました。
なお、K様は軽井沢にて『別荘ライフ軽井沢』という貸別荘を運営しております。
軽井沢の素敵な自然の中で、落ち着いて、ゆったりした空間で、過ごすことが出来ますよ。
少しでもご興味を持った方は、お気軽にお問い合わせしてみては如何でしょうか。